ゼロは本当にゼロなのか?

食品の栄養表示は0.5g以下/100gの場合、0/100gと表示して良いそうです(とある分析センターの方から聞いた話)。
すべてがそうとは限らないけど、実際分析を行う場合、分析に使用するサンプルは10gくらいだったりします。

もし仮に脂質が100g中に0.5g含まれている食べ物があるとしましょう。

この食べ物をぐちゃぐちゃにして、均一にします。
そして10gをとります。
この中に脂質はどれくらい含まれているかというと、0.05gになります。

で、私は何を言いたかったのかというと、ゼロですという報告が一番怖いということです。

例えば・・・・

この食品にはアレルゲン物質が入っていませんとか、
梅毒陰性でしたとか、
HCV陰性でしたとか、

これは陰性に限ったことではなく、基準値に入っているデータこそ、
怖いということです。
正常を正常という報告をするという怖さ。
もし検査の段階で異常値を示していたなら、本当に異常なのかそれとも人為的なミスなのかを報告前に確認することができます。
でも正常値だったら・・・・・